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民具木平の市場調査 第20回 It’s a Sony 展 ”It’s a Sony”

2017年01月30日 

ソニー創業70年、開館から50年を迎え、惜しまれながらも2017年4月1日から解体が始まる銀座ソニービルに「It’s a Sony 展」を見に行ってきました。

ソニービルは建築家の芦原義信先生の設計で、ニューヨークのグッゲンハイム美術館のスキップフロア版とでもいうべき独特の「花びら構造」による建物で、僕も多いに影響を受けている。

芦原先生は武蔵野美術大学の建築学科の創設に関わった重要人物であり、経歴を調べるとマルセル・ブロイヤーの事務所で働いていたこともあるようだ。芦原先生設計のムサビの4号館は僕の好きな建物のひとつである。

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展示は1階から4階まで6つのコーナーにより構成されていて、まずはマガジンハウスの雑誌「POPEYE」による、「My Favorite Sony」のコ−ナーから始まる。

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実は僕も今発売中の「POPEYE 2月号」の138ページ、連動企画にて僕の「My Favorite Sony」を紹介させていただいているので是非ご覧いただけたらうれしいです。

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通友会!
東京通信工業株式会社はソニーの前身となる会社である。


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天皇陛下のインターホン(1949)
〜昭和天皇と侍従と女官を結ぶ、使いやすいインターホンを作って欲しいという宮内庁からの依頼を受け制作したもの〜

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電気座ぶとん(1946)

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電気炊飯器(1945)

上の座ぶとんといい、炊飯器といい、今で言うところのいわゆる「家電」というよりか、完全に現代民具という言葉が似合う様相を呈している。

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ランドセル贈呈式
すばらしいプレゼント。社員も子供もこんな感じでランドセルを贈呈されたらうれしいよなー

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デザイナーの三宅一生氏が手がけた自社ユニフォーム(1981)
夏冬兼用にするため、袖がファスナーによる脱着式。

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映像だけでなく、そのもの自体が美しいトリニトロン管
なかなか見れないいいモノを見れた。

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実家にはものごころがついたころから「プロフィール」(1980)という、これの前身のアルミダイカストの脚がついたシルバーのモニタがあったのですが、これはその後継モデルの「プロフィール Pro」
その映し出される映像や、スタッキング可能な形状の美しさはもちろんのこと、僕が思春期の頃の原宿や青山等にあるファッショナブルなブティックには必ずと言っていい程、このモニタが置いてあって、アブストラクトな映像や、ショーの映像等、僕の日常とは違うかっこいい世界が映しだされていた。


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度肝を抜かれたのがこちらのジャンボトロン。
森にそびえ立つ、高さ25メートル巾40メートルという、およそ8階建ての建物のような大きさの巨大スクリーンはなんとも異様な光景だ。
大阪万博のときの岡本太郎による太陽の塔もすごいが、つくば万博のジャンボトロンも負けず劣らずすごいじゃないか!
5歳だった僕も、かなりの盛り上がりを見せていたつくば万博には一度は訪れているはずなのだが、これはまったく記憶にない。地元のセイブというスーパーで買い物をすると「コスモ星丸」のソフトボールくらいのサイズのぬいぐるみやステッカー等が貰えた記憶がある。あれは手元に残しておけばよかったなあと後悔。
大学の卒業制作ではカセットデッキにテープの代わりに人が入れる等身大のラジカセをつくり、団地のベランダにはめ込むというミクストメディアによるインスタレーションをおこなったが、ひょっとしたら、記憶の奥底にこのジャンボトロンがこびりついていたのかもしれないなと今になって思う。


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これはそのジャンボトロン型のラジオ(笑)

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「my first Sony」群


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そして極めつけは「プロフィール Pro」型のクッション(たぶん)
あの頃買えなかった「プロフィール Pro」だけど、いまさら実物は重いからこっちをインテリアに取込んでみようかと思案中。

It’s a Sony

ちゃんと噛んで味わう年に

2017年01月20日 

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年が明けて2017年お正月。地元・新潟で街の人たちに愛されている
老舗ラーメン屋のラーメンを食べながら、
今年はよく噛んで食べることを目標の一つにしようと決意しました。

美味しいものを口にすると、その美味しさゆえかあまり噛まずに飲み込んでしまう性格の自分。
それはまるで育ち盛り、食べ盛りの男子のような食べっぷりで、
自分でもよく恥ずかしく思っていました。
わかっていても止められず、結果、大食いの悪循環。
よく噛んで食べた方が胃腸に負担もないし、何より食事の時間がもっと楽しくなる。
言葉では理解していたものの、どうにも実践できないこの感じを半ば諦めていた私の前に現れたのが、
生物学者・福岡伸一さんのこの言葉でした。

 

『消化の本質は情報の解体にある。他人の文章がいきなり私の身体に入ってくると、情報が衝突し、干渉を起こす。』
(朝日新聞から一部抜粋)

 

腑に落ちるとはこういうことを言うんだなあと。
よく噛んで味わって食べるという行為は、食べ物に限らずいろんな物事に通じることだと
ストンと身に染みたんです。ハッとさせられて、見えている世界が広がっていきます。
福岡さんの言葉はいつも柔らかくて、あらゆる分野を横断しながら自分事にしてくれます。
これからは物事をちゃんと噛んで消化しながら歩いていこう、本当に。
そして必要な筋肉をつけて、動ける身体を作って、
今まで見えていなかった景色をたくさん見たいと思います。

本年もよろしくお願いします。

美味しいものはやめられませんね。
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余談ですが、以前、ジャーナルでも出演いただいた
山フーズの小桧山さんが作った手のクッキー。
なかなかにリアルでちょっとだけ食べること、躊躇しました。

(最後は食べました!美味しかったです)

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NEW, NEW YEAR 2017

2017年01月10日 

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HAPPY NEW YEAR 2017.
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

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新年は毎年都内をランすることから始めています。
今年は丸の内周辺を重点的に走りました。

この時期の人通りも車も少ないかと思いきや、都心は結構混雑しています。
コンビニも24時間営業、百貨店もスーパーマーケットも元日から開けるような時代になってからは、日中の混雑を避けるには、少し郊外に足を伸ばさなければなりません。

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一週間ほど前のクリスマスには大にぎわいだったであろう外資系大手宝飾店も元日から開いている時代です。
ひと昔前には、三ヶ日はどこも開いておらず、正月休みには親戚まわりか初もうでに行くほかありませんでした。そのような時代の東京は、初もうで客でにぎわうお寺や神社以外、どこに行っても人も車もまばらでした。子どもたちはお年玉で懐が潤っていても、それを使うには三ヶ日開けまで待つほかありませんでした。
そんな東京の風景が実は大好きでした。

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街が動いているということは、人が働いているということです。
東京国際フォーラム前では清掃員の方がエントランスの落ち葉の掃除をしていました。
おや?枯れ葉がタイルの溝に沿ってきれいに一直線に集められています。
それをちりとりと箒でかき集めています。
新年から丁寧なお仕事に心が洗われる思いがしました。
人が見ていないところでも決して手を抜かない。
自分自身普段から心がけていることですが、あらためて身が引き締まる思いです。
外に出て、いつも新鮮なまなざしで街と向き合うことで、小さな新しい発見があるものです。

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それは、外だけでなく、自分の心の中にもいえそうです。

人やものごと、そのすべての出会いを当たり前と思わず、同じことの繰り返しと考えず、つねに新しいものと捉えること。
そうすることで、見えてくるもの、得られるものは少なくないはずです。

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目の前のことといつも新鮮の感覚で向き合い、あますことなく、できうる限り味わいつくすこと。
そんな当たり前なことを、今年は心がけていきたいと思っています。

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Authors

加藤 孝司加藤 孝司
水島 七恵水島 七恵
野本 哲平野本 哲平