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ハーブティーと鴻池朋子さんとソール・ライター

2015年11月25日 

G.F.G.S.の恵美子さんからハーブティーをいただいた。

「京都のmakaさんが作ったハーブティーですよ。このハーブティーをF/styleさんが取り扱っていて、
買ったのはF/styleさんで。とても美味しいから、ぜひ」。

私も大好きな新潟のF/styleさんで買ってきてくださったとのこと。
一目でそのハーブティーの佇まいの素敵さに惹かれた私は、早速飲んでみた。
少しずつ身体に染み込んでいくその味わいは、野生にあふれている。

大切に飲みたい。そう思いながら、makaさんのHPものぞいてみたら、
makaを主宰されている樫田幸枝さんは、このハーブティーのほかに、
アロマテラピースクールや香りを身近に取り入れるためのワークショップも定期的に行っていた。

自然と人。その間に流れているモノ、コト。考えかたが凛としていて素敵だ。
ハーブティーは通信販売もやっているよう。定期的に取り寄せていきたいと思う。
素敵な出合いをつないでくれた恵美子さんに改めて感謝した。

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最近世界で起きている様々な事件をみていると、以前よりも遠い国の出来事だとは思えなくなっている。
他人事ではなくすべては自分事。呼吸が浅くなって立ち止まってしまうこともしばしばある。
その度に「これじゃあいけない!」と思いながらも、苦しい気持ちは拭い去れない。

解決の糸口も見出せないまま、でもだったらせめて
目の前にある自分の生活だけでもどうにかちゃんとしていこう。
その気持ちだけでもせめて強く持っていこう。不安は消えないから、それも抱えながら。

自分を営んでいくこと、そのためのいろんな工夫。それこそ私にとっては
makaさんのおいしいハーブティーを飲むことであったり、
好きなアートや映画をできるだけ観ることでもあると思う。

 

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「根源的暴力」。

現代アーティスト鴻池朋子さんの個展が、現在神奈川県民ホールギャラリーで行われている。
(〜11月28日まで)

日々受け取る理不尽な痛みの前に、私はどこかちゃんと逃げずに受け止めていきたいと、
そのきっかけをもらいたいと、鴻池さんの個展に訪れた。

 

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凄まじかった。

「生物の内臓には様々な色彩が詰まっている。赤色だけじゃないんだよ。」と、
批評家で美術解剖学をされている布施英利先生に取材で伺ったことがあるけれど、
まさに自分の内臓に携えた色彩が、鴻池さんが描き出した命の色彩と共鳴するような、
腑におちる体験をした。作品の展示も仕方も本当に素晴らしく、
鑑賞者と作品の関係性を問うものになっている。

今現在に、鴻池さんの作品に出会えたことは、
私にとってとても大きな財産ときっかけになった気がする。

 

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もうひとつ、ささやかだけれど、身体の芯がじんわりとあたたまる映画に出会った。
映画『写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと』。
12月5日からシアター・イメージフォーラムにて公開される。

ニューヨークを撮影したカラー写真の先駆者であるソール・ライター。
映画では彼の偉大なる作品と寄り添いながら、
80歳を超えてもなお写真を通じて世界を捉え続けた彼の日常に迫ったドキュメンタリー映画だ。
仕事上、私は試写で観せていただいたがとても良い作品だった。

特に印象的だったのは、ソールは自分が撮りたい写真について言葉にするシーンだ。
その言葉の奥深さ、言葉が意味するチャーミングさが
本当に素晴らしくて、今もずっと大切に心のなかにしまっている。

生きている限りきっと不安はなくならない。その不安とともになんとか日常を自分なりに良くしていく。
その心意気を忘れたくない。そしてそれを忘れないよう、
私はこれからもたくさんの作品に出会っていきたいと思う。

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Authors

加藤 孝司加藤 孝司
水島 七恵水島 七恵
野本 哲平野本 哲平