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Diary

A Tale of Plant 

2015年06月25日 

幼い頃、例えば学校の帰り道。

シロツメクサで髪飾りを作ったり、
ツツジの花の蜜をよく吸っていたことを今でも鮮明に憶えています。

ずいぶんと大人になってしまった今も、ふいにシロツメクサやツツジを目撃すると、
やってみたいな、という衝動にかられることがよくありますが、
結局のところあの当時のように、無防備に、野生に還ることはなかなかに難しい….ものですね。

生物(せいぶつ)。
当たり前ですが、植物も動物も人間もナマモノです。細胞はつねに生まれ変わり、
ひとときとして同じ状態がないという、この怖さ、美しさ、切なさ。
という(私が勝手に作り上げた)前提のもと、そんなナマモノで不確かな自分という人間に、
子供の頃よりはマシとはいえ、日々恥ずかしいくらい振り回されている私は、
同じくナマモノである植物や動物と「暮らす」ことは、実はあまりイメージできずに生きてきました。
つまり、自分というナマモノで精一杯という毎日….。
だからこそ植物は、ときどき触れて過ごすことが心地よかったんだと思います。
 IMG_4072

 

 

ところが、そんな私がいま、植物との暮らしを大切にしています。
この変化に自分自身びっくりしているのですが、とにかく今の私に植物は欠かせない存在なのです。
最初に惹かれたのは、ガーベラでした。
白、黄色、ピンク、オレンジと、色とりどりのガーベラをよく飾っていたのですが、
人と同じように相性があるようです。
ガーベラとの相性が悪かったとは今でも思ってはいないのですが、
我が家はいつの間にかこの写真のように、
まるで腐海の森(by 「風の谷のナウシカ』)のような雰囲気が漂ってきました。

そうなったきっかけは、行きつけの花屋さん(代々木上原)にあります。

「きっと七恵ちゃん、好きだと思う」。
信頼する友人から教えてもらって、初めてお店に足を運んだとき、
何よりもそのミニマムな植物の数に驚きました。
でも、だからこそそのひとつひとつに見入ることができたのです。そこの植物たちがみな端正な顔立ちをしていました。そして色気がある。
 以来、その花屋さんに、週末お邪魔するのが私の習慣でもあります。
「今日はどんな出会いがあるのだろう」。
行きは期待を胸に、帰りは好きな人と一緒に帰るような気持ちになりながら、
自宅から2駅ある代々木上原に自転車で通う日々なのです。
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余談ですが、神谷町にあるCURATORS  CUBE。

毎回素敵な視点で様々な展示が行われているこのCURATORS  CUBEにて、
つい先日まで行われていた「SVENSK curated by dieci」にて出会った
ガラス作家のCarina Seth Andersson(カリーナ・セッツ・アンダーソン)の作品に、
私はきゅんとしました。

こうして植物に対する眼差しが私のなかで変化したことで、日常はもちろん、
こんな風に作品と向き合うときに、どのように作用していくのか、それが今後の楽しみでもあります。

 

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Authors

加藤 孝司加藤 孝司
水島 七恵水島 七恵
野本 哲平野本 哲平