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Diary

ぼくの好きなMetal works

2015年03月20日 

磨くと光ったり、経年により腐食したりといった金属ならではの経年変化も、使い込むほどに色つやを増す木材の経年変化とともに美しい。
耐久性が高く、多様な加工ができ、20世紀以降建築や家具の部材に使われるなど、生活に身近な素材でもある。
人類と金属との出会いは人類が火を扱うようになって以降、1万年ほど前にさかのぼるという。自然に存在する金属を溶かして、装飾品や日用の道具、武器などさまざまなものに加工していたという。銅器、銅と錫の合金である青銅器、鉄器というものが長らく使われており、18世紀に入り、多くの種類の金属が発見され、19世紀末になって金属工業は飛躍的に発展した。

身近な日用の素材、道具に姿を変えて長く人々に親しまれてきた金属。
青銅色のサビは古来よりろくしょうといって、日本人が愛でてきたもののひとつだ。ぼくの身近にある金属製品も日用に使用するという機能とともに、愛でて心に作用する魅力をもっている。

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アルミ製のビーカー。
フリマで手に入れた、ガリバリウムのようなくすんだ金属の風合いがいい。澄んだ水を汲み、飲むための道具として使ってもいいし、小さなペン立てとしてテーブルの上に置いて使っても、心地良い風景を作ってくれる。

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ウィルフェルム・ワーゲンフェルドのエッグカップ。
ドイツの金属メーカー「WMF」の製。金属製、工業製品でありながら、豊かな表情といった木工作品のような佇まいにひかれる。カップの部分にゆで卵を入れ、スプーンで殻を割り食べるための器。割った殻はめくれあがったふちに落ちる仕組みで、テーブルまわりを汚さずにゆで卵を食べることができる。

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ティモ・サルパネヴァのグラスTsaikka。
イッタラで手がけた金属製のホルダーがついたグラス。金属の部分は取り外すことができ、熱い飲みものを入れても飲みやすいように工夫されたデザイン。パンチングであけれらた穴が不思議な装飾性をもっている。

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アンティークの鉄のビーカー。
マーケットで手に入れたビーカー。錆がそのものの存在を際立たせている。

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鉄製の小さなボウル。
用途不明の鉄のボウル。クルンと丸まったふち、下に向かってすっとすぼまったフォルム。小さなものを受けとめるための道具。

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蓋つきの古いフィルムケース。
金属製の蓋がついた古いフィルムケース。光と透過しない金属は、内側に確かな闇をつくる。光を遮断するという金属の特性が生かされている。

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ウィルヘルム・ワーゲンフェルドのソルト&ペッパー。
ドイツのWMF社のためにデザインしたもの。ステンレスとガラスの優美なフォルム。トレイの曲線が美しい。

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アルミのビーカー。
アノニマスのアルミのビーカー。どこか懐かしいその質感についつい惹かれて手に取ってしまう。

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ウォルター・ボッセの真鍮製のクマのフィギュア。
オーストリアのデザイナー、ウォルター・ボッセは19世紀初頭に金属とマジョリカ焼きの動物たちのフィギュアを手がけた。いきいきとした愛らしい表情は、近くにおいて見ているだけで心癒される。

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ライカのフィルムカメラ。
昔のカメラには金属のパーツが多く使われている。このライカは2000年前後に作られたフィルムのカメラだが、そのデザインは1950年代にデザインされたライカのマスターピース『M3』のデザインを踏襲したものだ。バルカナイズドレザーでくるまれたボディの上下のパーツは重厚感のある真鍮製。金属の古いフィルムケース同様、光を完全に遮断するために、金属のボックスは優れた機能を発揮する。使い込むほどにそこに施されたブラックペイントが剥がれ、真鍮のゴールドが浮き上がってくる。工業製品でありながら究極のクラフツマンシップを感じるぼくの愛機。

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ドイツの古いパンチ。
アンティークのマーケットで手に入れたふたつ穴のパンチ。ところどころ錆が浮き出ているが。今でも十分に実用性をもつ優れもの。無駄のないフォルムが実用美を誇る。

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秋田道夫さんがデザインしたペン立て『プリマリオ』。
金属のデザインを得意としてバウハウスのデザインを思わせる、直線と曲線が絶妙に組み合わされたデザインのペン立て。面と線、円と線、少ない要素のみで構成されたおしゃべりでない控えめなデザインが心地良い。

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PBの六画レンチ。
強さとともにしなやかさをもっているのが金属の素材としての特徴。工具には主に金属素材が用いられるが、その表情の冷たさはそれを手にしたときに、道具としての確かさを保証してくれる。

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かなり前のiPad。
ピカピカに磨かれた裏面が好きで、今も日常で愛用している。金属の硬質さ温かさは、まったくの気のせいだが、iPadが奏でる音に少なからず作用しているように思われる。

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Authors

加藤 孝司加藤 孝司
水島 七恵水島 七恵
野本 哲平野本 哲平