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Diary

1時間45分。

2014年10月10日 

幼い頃、佐渡島(新潟県)に住んでいたことがあるからでしょうか。

島が好きです。

今、私が住んでいる東京にも島があります。大小合わせて11の島々。こんなにあるんだ、とお恥ずかしながら目から鱗でした。というのも、先日、とある仕事の取材で伊豆大島に初めて訪れたのです。

写真1*

大島椿、あんこ、三原山。眼下に伊豆半島や富士山を望む海と豊かな緑までの距離は、約1時間45分。東京竹芝桟橋から高速ジェット船で伊豆大島まで、たったの(重複します)約1時間45分なんです! 日帰りでも十分に堪能できます。大島の地を踏んだ瞬間から、身体が島時間に誘われていくその心地よさたるや、本当にたまりません。

写真 2*

訪れたこの日は快晴。写真(上)では見えづらいですが、海の向こうには富士山がうっすらと見えました。富士山とこの画角、この距離で向き合うは初めてなんだ、と思うだけで、ちょっと嬉しいのです。その後訪れたのは、レトロなビル(写真下)の2階にあるクリエイティブスペース『kichi』。島内外を繋ぐ場所としてkichiは、ライブやクラフト市などのイベントを定期的に行いながら、週末はカフェとしてオープン。人々の交流基地として、心地よい空気が流れていました。

写真 3

その後、「かあちゃん」(写真下)へ。粋な書体、デザイン性抜群です。ここでは伊豆諸島の郷土料理「べっこう寿司」をいたただきました。値の魚を島唐辛子醤油に漬け込んだ、ピリッとべっ甲色したごちそうです。6カンをあっという間にぺろり。この倍はいけそうです。

写真 4

写真 5

滞在時間、わずか5時間ほど。それでもなんというか、心のリズムが変わりました。それはきっと島(本土)から島(伊豆大島)へ、海を渡ることでできる距離というものが、物事を俯瞰させてくれるのかもしれません。

こんな体験できるなら、これからは気負いすることなく、もっとカジュアルにこの島を訪れたい。思い立ったら吉日のような感覚で。実際に、伊豆大島はそれができる島だから。1時間45分、映画1本観るほどの時間で辿り着けるから。

写真 1

映画と言えば、最近素晴らしいと思った作品が2本。スパイク・ジョーンズ監督の『her / 世界でひとつの彼女』。恋愛を通して感じる人生の喜びや痛み、滑稽さや美しさ、そのすべてを内包しています。誰にとっても自分事になる作品なので、本当におすすめです。(上の写真は、映画とまったく関係がありません。BAND OF OUTSIDERS の2014-15秋冬コレクションの広告写真に起用されたスパイク・ジョーンズのポスターでした)

写真 2

もうひとつは、『世界一うつくしい本を作る男〜シュタイデルとの旅〜』。せっかちな印象のゲルハルト・シュタイデルさん。彼が代表を務めるドイツの小さな出版社シュタイデル社は、出版社というよりも研究所のよう。世界中の天才たちを相手に日々議論し格闘しながら、本を作り続ける真っ直ぐな姿勢に終始、ひりつきました。

仕事とは、生きる技術。ですね。

 

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