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Diary

はじまりのフィールドワーク

2014年09月26日 

3度目の根室は、1年でもっとも過ごしやすいという秋に訪れた。

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到着した根室の天候は生憎の雨模様だったけれど、空と海の青の深さは変わらず美しく、鋭かった。青に包まれた納沙布岬で深呼吸しながら、根室に私は帰ってきたんだ、と実感。想像よりも肌寒く、guild Nemuro(http://www.guild-nemuro.com/)ではすでに薪ストーブが活躍していた。

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今回は、目的が明確な旅だった。今年の夏に根室文化推進協会が立ち上がったことを記念して、その関係者と地元住民を集めた交流会に参加するためだ。
2011年11月に東京から根室に移住したジュエリーデザイナーの古川広道さん。根室文化推進協会とはそんな古川さんを代表に、ファッションデザイナースズキタカユキさん、恵比寿に拠点を構える本屋POSTの中島佑介さんらと地元住民たちによって結成された。

根室の資源をもとにデザインやアート、食などを始めとする文化的な活動を通して、新しい暮らしの在り方を探求する。

そんな協会の目的に関心を抱き、また賛同した人々がこの交流会に集った。会が行われる場所は、廃校になった小学校。今後、協会の活動拠点にもなるこの場所で、協会のメンバーが見守るなか、古川さんは宣言していた。

地域と移住者をつなぐホームページの開設、会報誌の発行、根室の魅力を発信する雑誌の発行。そして2020年東京オリンピック開催に合わせて、根室では大規模なトリエンナーレをひらきたい、などなど。

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食は人の心を繋ぐ。

この交流会のための料理を創作したのは、目黒でビストロBEARDを営む原川慎一郎さん。エゾジカのハンバーガーを始め、根室産の旬な食材を使ったカルパッチョなど、色とりどりの料理がテーブルに並んだ。

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美味しい料理を食べ、地元の人々と対話をしながら、少しずつ、少しずつだけれどこの協会の輪郭が、可能性が、自分のなかで立ち上がってくる。

今欲しいものは答えじゃない。生きていくことの本質を問い続けることが大切な気がする。根室にはたくさんの問いがある。そして生きる術がある。

何かに導かれるように魅了されたこの土地で、私は今後、何を感じ、何ができるのか。これから長い長いフィールドワークがはじまる予感がした。

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その高揚感が何よりの自分へのお土産となり、2泊3日の根室の旅は終わった。

ところで、guild Nemuroでは前回に続いて今回もまたzuni族のお守り、フェティッシュを購入した。前回手にしたお守りはクマ。そして今回も選んだものはクマ(写真)。

「クマは西を司る動物で、強さ、内省、癒しの意味がありますよ」と店主の中島さん。

本能的に求めている……? 触れていると、どこか心が落ち着いていくから不思議。次に根室に訪れるときには、自分はどのお守りに惹かれるのだろう。今から楽しみだ。

写真 1

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Authors

加藤 孝司加藤 孝司
水島 七恵水島 七恵
野本 哲平野本 哲平